雑煮とは餅を主に野菜、肉、魚介類等の具を加えた汁物で、お正月に多く食べられます。 「色んなものを一緒に煮る」という意味から、漢字で「雑煮」と書きます。 餅の形、具、汁の仕立て方には地方によって様々な特色があります。
もとは年神様に供えた餅を神棚からおろし、作る料理で、雑煮餅と言いました。 当初正月料理ではなく、室町時代の酒宴で出されていたのが始まりです。 呑む前に雑煮を食べて、胃をおちつかせてから飲むための前菜だったのです。
※雑煮は、雑煮餅、煮雑(煮混ぜ)とも呼ばれることもあます。 食べる際には雑煮箸(ぞうにばし)という白木の箸が使われる場合もあります。
※2 正月に雑煮を食べる習慣は朝鮮半島にもあります。 トックという名前で、ヒントクという餅を使い、醤油風味のスープになります。 具材には牛肉も使われます。