長崎具雑煮の特徴
長崎具雑煮の作り方
カツオブシやアゴダシと、昆布でだしをとります。 所によっては鶏がらスープを足したりもします。
※かつおだし:昆布3g(5cm角)を水500mlに1時間浸しておき、火にかけて沸騰寸前に昆布を取り出し、かつおぶし8gを入れてしばらく煮た後に濾す。
具は白菜、コンニャク、里芋のほか、ゴボウ、シイタケ、凍豆腐、玉子焼きやちくわ、かまぼこ、穴子、鶏肉、鰤など様々なものが用いられます。
もしあれば塩ぶりを用意しておきたいところです。
※鯛でも結構です。
各素材をダシに入れて煮込みます。 頃合をみて丸餅を加え、柔らかくなるまで煮込みます。 長崎の雑煮は丸餅を煮るか焼いて用います。
仕上げに醤油で味付けをします。 地域によっては砂糖を加え、若干甘めに仕上げることもあるそうです。
以上、具雑煮の作り方でした。
具雑煮について
具雑煮は主に、長崎県島原地方で作られる雑煮です。 時は1637年、島原の乱の時、天草四郎が兵糧として炊いたのが起源といわれます。
普通、雑煮と言えば正月料理になりますが、具雑煮は家庭料理として、祝いの席の食事として通年食べられています。 島原には専門店が十数店立ち並びます。
具雑煮は雑炊にも
具を食べ終わった後の雑煮はごはんを入れて軽く煮立て、雑炊にすることもあります。 素材の甘味がごはんに移り、素晴らしい風味です。